ハンドメイドを始めてから、これまでに4台のミシンを使ってきました。
最初は「子どもの通園グッズを作るため」に買った家庭用ミシンからスタートし、作品作りを重ねるうちに“もっときれいに仕上げたい”“販売にも挑戦したい”という思いが強くなり、少しずつステップアップしてきました。
ここでは、実際に使ってきた4台のミシンの型式と基本情報を紹介します。
ハンドメイドを始めたい方や、次のミシンを検討している方の参考になればうれしいです。
【1台目】JAGUAR(ジャガー)MT727-2
家庭用ミシン(初心者向け)
- サイズ:幅約37.6cm × 奥行19.7cm × 高さ30.1cm
- 重さ:約6.8kg
- 主な機能:自動糸調子、ワンハンドボビン、7枚送り歯、自動ボタン穴かがり、30種類の多彩なステッチ(直線・ジグザグ、飾り縫いなど)
初めて買ったミシンがジャガーの「MT727-2」でした。
シンプルで使いやすく、初心者でも安心して使える家庭用モデルです。
保育園グッズの袋物や、ちょっとした子ども服づくりにも十分対応できます。
当時は「縫う楽しさ」を知るきっかけになった、思い出の1台です。
現在は後ほど登場する3台目の職業用ミシンをメインに使っているため使用していません。ボタンホールを作るのに使えるかなと手元に置いているので、今後登場するかもしれません。
なお、現在新品ではほとんど流通しておらず“生産終了品”となっているようです。
公式HPに後継機の記載は見当たりませんが、仕様が近いのは「KJM-3001/W」 や 「KJM-3201/H」 のようです。飾り縫いの種類が60種類、80種類と増えてパワーアップしているみたいですね!
【2台目】babylock(ベビーロック)BL69W
ロックミシン(中級者向け)
- サイズ:幅36.5cm × 奥行28cm × 高さ30.3cm
- 重さ:約8.9kg
- 主な機能:ジェットエア糸通し機能、差動送り、2本針4本糸ロック、ウェーブロック対応
子ども服を初めて作ったとき、布の端処理に”折り伏せ縫い”をしました。この工程がミシンに慣れていない私にはとても苦行でした。
そこで作品の仕上がりをもっとキレイに、簡単ににしたくて導入したのがこのロックミシンです。
ロックミシンの購入を検討したとき、口コミで「糸通しが大変で使わなくなった」というのを見て糸通しがボタンひとつでできる「エアスルー機能」が付いているこの機種の購入を決めました。
使ってみると本当に便利で、めんどくさがりな私にはぴったりでした。
布端の処理やニット生地の縫い合わせがぐんとスムーズになり、ハンドメイドの幅が広がりました。
【3台目】babylock(ベビーロック)EP9600DB
職業用ミシン(本格派向け)
- サイズ:幅49.8cm × 奥行21.8cm × 高さ33.8cm
- 重さ:約14.5kg
- 縫い速度:最高1,600針/分
- 主な機能:自動糸切り、押え圧ダイヤル、工業用針使用可、厚物対応
1台目の家庭用ミシンのフットコントローラー(足でミシンの進みを操作できる)が壊れたことをきっかけに、フットコントローラーかミシン本体の買い替えを検討しました。
その時、ミシン本体の検討候補に職業用ミシンがありました。
もともとニット生地で子ども服を作る際、ミシンに布が食い込んでしまうトラブルが頻繁に起きているのもあり、対策を調べるなかで職業用ミシンの存在を知っていました。
職業用ミシンは直線しか縫えませんが、安定した縫い目や厚物でも縫えるパワーに魅力を感じました。(実際1台目の飾り縫いはほとんど使用したことがなかったので、デメリットなし)
購入してからは、スピードもパワーも家庭用とは段違いで、厚手の生地や帆布、デニムもスイスイ縫えます。何より縫い目の美しさに感動しました。
【4台目】babylock(ベビーロック)Kanade(BLC-7J)
カバーステッチミシン(仕上げ用)
- サイズ:幅48.9cm × 奥行31.8cm × 高さ35.5cm
- 重さ:約11.8kg
- 主な機能:1〜3本針対応(チェーンステッチ/カバーステッチ)、自動糸調子、自動針糸通し、差動送り
4台目として迎えたのが「Kanade(かなで)」です。これは用途(カバーステッチ)が限られているうえに高価なミシンなので、導入するのにはかなり悩みました。実際、4台の中で一番高かったです(笑)
まだ扱いに慣れていませんが、仕上がりが既製品のようにきれいになり、作品の完成度が一気にアップしました。
まとめ
ハンドメイドを続けるうちに、「もっときれいに縫いたい」「作業を効率化したい」と思う瞬間が何度もありました。
きっかけは様々ですが、自分のレベルや作りたい作品に合ったものを選んできた結果が私のミシン遍歴です。今のところは2~4台目の3台体制で作品作りをしています。
これからハンドメイドを始めたい方は、まずは家庭用ミシンからでOK!
慣れてきたら、作りたいもの、作品の仕上がりやスピードを見ながら次の機種を検討していくのがおすすめです。
次回はそれぞれのミシンについて、詳しく紹介したいと思います。

